学校を飛び出して帰って来る息子 居場所をつくった母

友達と仲良く洗車している只松聖也さんは先生や友達とうまくいかず小学校の2年生の時から徐々に学校に行かなくなりました。
そんな只松さんに学校とは別の居場所を作ったのは母の佑海さんでした。

佑海さんは不登校の子どもを支援する放課後等デイサービス「OHANA」(オハナ)を運営しています。

聖也さんの母・佑海さん
「聖也くんだけじゃなくて一番下の三男も学校行けなくなっちゃって、学校行けないというか学校を飛び出して帰ってくるんですよね。どうせならもうこの子達がのびのび過ごせる場所を作ろうかなって」
只松聖也さん
「休める場所がある。学校に全部行かなくても3日はそういう場でおれる環境があるからそれで学校に行きやすくなるのかなっていうのがある」
友だちと衝突繰り返し・・・
只松さんは立花高校に入学したあとも友達と衝突を繰り返し学校に行けなくなることもありました。
只松聖也さん
「けんかとかずっとしてて、それでやばいなとかいうこともありました」
高校3年の担任
「自分の芯を通した結果の問題行動だったので後悔はないんじゃないですか多分。それは自分で言っているんで」

立花高校にも通えなくなった時、佑海さんを手伝うことになった只松さんは、自分と同じように不登校になった子供に寄り添いながら自分の弱さと向き合いました。

只松聖也さん
「子供たちと関わってきて本当に自分に向いている仕事って子供と接することだなって思って。なら保育士になろうみたいな」