16日に開催された北九州マラソン。1万人を超えるランナーが駆け抜けました。

普段は声援を送る側だった女性は、今回初めて、3人の子どもたちの応援を受けながら挑みました。

1万2000人が参加した北九州マラソン

1万2000人あまりが参加した北九州マラソン。

寺本綾さん(43)は、20.7キロメートルマラソンに出場しました。

マラソンは初挑戦です。

看護師として働きながら小学生3人を育てる綾さん。子供たちはみな陸上クラブに通っています。

長男の壮汰さんは小学6年生(12)。卒業前の最後の駅伝大会に向け、奮闘中です。

タイムがなかなか伸びなかった時は、綾さんが支えてくれました。

長男・壮汰さん
「(綾さんと)一緒に自主トレしてちょっとでもタイムを伸ばそうと頑張りました」

「自分が走る姿を見て励みにしてほしい」と参加を決意

子供たちの頑張りや成長を一番近くで見てきた綾さん。

北九州マラソンへの挑戦を決めたのは「声援を送るだけでなく、自分が走る姿を見て励みにしてほしい」という思いからです。

寺本綾さん
「(来月の大会に向けて)1年間ずっと頑張るって言っていたので、その頑張りを近くで見ていて、私が走って何になるかはわからないけど、お母さんも頑張るから壮汰も頑張れというような思いで走ろうかなと思いました。」