50歳を過ぎてから漁師の世界に飛び込んだ男性がいます。
子供の進学をきっかけに福岡県新宮町の相島に家族で移住した見習い漁師の男性。
一人前の漁師を目指して奮闘する姿を追いました。
移住のきっかけは長男の小学校入学
福岡県新宮町の港からおよそ8キロの沖合にある小さな離島、相島。

「猫の島」として人気を集める観光スポットです。
そんな相島で漁師の見習いとして奮闘する松尾栄作さん(53)。
この日行っていたのは、2週間後に控えたコウイカ漁の準備です。

漁師見習い・松尾栄作さん
「やったことがないじゃないですか、経験もしたことがないし、どれもが全部スゲーって。としの分、腰が痛くなるくらいです」
松尾さんが福岡市から相島に移住してきたのは4年ほど前。

きっかけは家族で島を訪れた時に長男が「相島の小学校に通いたい」と希望したことでした。
漁師歴50年超の師匠・三船さんとの出会い
そして移住後に島のベテラン漁師の三船良次さん(67)に出会い、その魅力に惹かれて弟子入り。
国の事業を活用しながら、1人前の漁師を目指して日々、取り組んでいます。
漁師歴50年を超える師匠の三船さん。
松尾さんに多くのことを経験させるため、あえて何も言わずに作業を見守ります。

師匠・三船良次さん
「あまり大したアドバイスはしてないね、集中して見てればある程度分かるけんね。自分の身体で覚えんことには、口で言っても」
漁師見習い・松尾栄作さん
「任せてくれているんで怖いんですよ当日が。黙って見てくれるのがありがたいですよね」







