先週、太平洋クロマグロの国際会議で、来年から大型魚の漁獲枠が1.5倍に増えることが決まっています。

水産庁が9日に示した配分案では、すべての都道府県で今シーズンより多く漁獲できる見通しとなりました。市場に出回るマグロの価格は安くなるのでしょうか?

来年から日本がとれる太平洋クロマグロは3200トンに

本マグロと呼ばれ、寿司や刺身として人気がある「クロマグロ」は、乱獲などにより資源量が大幅に減ったことから国際的な資源管理を行っています。

先週、フィジーで開かれた国際会議では、クロマグロの国際的な資源量が回復傾向にあることから、漁獲枠を

▼30キロ以上の大型魚はこれまでの1.5倍に、
▼30キロ未満の小型魚はこれまでの1.1倍に増やすことで正式に合意しました。

今回の合意により来年から日本がとれる太平洋クロマグロは3200トン余り増え、合わせて1万2828トンになります。

水産庁では9日、都道府県ごとのマグロ漁獲枠を議論する会議が開かれました。

今後、市場に流通する量や価格はどうなるのでしょうか。