スピードは維持しつつパワーアップ

自信をもって入部したものの「バッティングっていう面では先輩とかみんなに劣るモノがあった」と振り返る浦田選手。

浦田選手:「筋力トレーニングっていう面でもう一度強化しないと通用しないと思い、そこから筋力トレーニングを欠かさずにやってきた」

週5回の筋力トレーニングでパワーをつけて、打撃も向上。チームメイトからは「高校の時から一回りも二回りもでかくなった」「七回りぐらい」と言われるほどの成長ぶり。

170センチと小柄ですが、武器であるスピードは落とさず、体重も増やしてパワーアップしました。

大学のリーグ戦では、走攻守そろった活躍で3年生の春から4シーズンで合計9つのタイトルを獲得しました。

「グローブに謝る」人柄

真面目でストイックな浦田選手、後輩から、「人としても選手としても一番目標している選手」と言われるほど慕われていますが、実は人だけでなく道具にまで優しいんです。

グローブを落とした時には“ごめんね”と謝り、人に話しかけるような感じで道具にも愛情を注いでいます。「名選手は道具を大事にする」。すでにその片鱗が垣間見えるようです。

その人柄でも周りを惹きつける浦田選手ですが、最大の目標「プロ野球選手」が、いま手の届くところにあります。運命の日は3日後、天命を待ちます。