交通量が多いのに幅員が狭く、国から「改良すべき踏切道」に指定されていた、広島市安佐南区の「毘沙門踏切」が拡幅工事を終え、21日に開通しました。

広島市安佐南区の「毘沙門踏切」は、JR可部線・緑井駅前に隣接しています。目の前に映画館や大型商業施設があり、1日に約2700人の歩行者と約7500台の自動車が行き交います。バス路線にもなっていて、1日80台、大型バスも走ります。

しかし、この踏切には歩道がなく、特に遮断機が上がった直後は車や歩行者が集中し危険な状況に…。工事前、踏切近くに住む男性は「本当に危ない。その割に結構通行量が多い。双方から歩行者が歩いたとき避けようとしても、バスや車の関係で危なかったりした」と話していました。

1月から行われた拡幅工事は3月21日未明に完了。同日午前5時から拡幅された踏切が開通しました。事業費はおよそ4億円で、幅を現在の6メートルから倍の12メートルに拡張し、両側に幅2.5メートルの歩道が設けられました。

安佐南区役所農林建設部地域整備課の世良浩課長は「工事着手から約3か月間、通行止めによる迂回や、夜間の騒音・振動により、大変なご迷惑をお掛けいたしました。今回の拡幅整備により、踏切が往来しやすくなり、緑井駅周辺における交通の円滑化や地域の安全性・利便性の向上につながるものと確信しています」としています。