高校の必修科目、「情報I」の教材に役立ててもらおうと大分市の短大生がアニメキャラクターを使った動画制作に取り組んでいます。
県立芸術文化短期大学では、昨年度から高校で新たに必修化された「情報I」の動画教材を制作しています。11日は情報コミュニケーション学科の学生がキャラクターやシナリオについて意見を交わしました。
動画では特許事務所に勤める若い女性とその妹がアニメキャラクターとして登場します。学生たちは特許権や意匠権などの産業財産権をテーマに、いかに分かりやすく表現するか、知恵を出し合いました。
(学生)「皆にわかってもらえるようにシナリオの会話を構成するのが大変でした」「トラブルを未然に防ぐことができたらいい」
高校の「情報I」を巡っては内容の範囲が広いことや、専門教員の不足などが課題となっています。
(野田佳邦准教授)「情報と社会との関係法律を守るとかモラルを身に付けることも必修のテーマに入っているのでしっかりと本質を理解してほしい」
学生たちの動画は今年末の完成を目指しています。