JR九州の駅無人化をめぐり、大分地裁で25日、原告側による最終の意見陳述が行われ、5年近く続いた裁判が結審しました。
この裁判は、JR九州が進める県内の駅無人化について、障害のある人ら6人がJR九州に対し損害賠償を求めているものです。
25日の最終弁論では原告で視覚障害のある釘宮好美さんが「駅無人化で社会参加が困難になった。この裁判は私たちの命と未来がかかっている」と意見陳述しました。

また、弁護団の徳田靖之弁護士は「2017年の説明会では鉄道部門で20億円の赤字があると説明を受けたが、当時から282億円の利益があったことが裁判の中で明らかになった」と指摘。「駅無人化は赤字対策とはいえず障害のある人たちへの差別だと認めてほしい」と意見陳述し、5年近くにわたる裁判が結審しました。
判決は2026年4月23日に言い渡されます。



















