鹿児島県の屋久島沖で11月29日に発生したCV-22オスプレイの墜落事故で、アメリカ空軍は乗組員8人全員の名前や所属を公開しました。

乗組員8人のうち、これまでにジェイコブ・M・ガリハー 二等軍曹(24)が、先月29日に収容され、死亡が確認されています。ほかに5人の遺体が海中で見つかり、このうち2人の遺体が収容されています。8人のうち遺体が見つかっているのは6人で、残る2人の捜索が続けられています。

死亡が確認されているガリハー 二等軍曹以外の7人について、アメリカ軍は「死亡状態」とし、すべての遺族に通知したということです。

乗組員の氏名は以下の通りで、いずれも所属はアメリカ空軍です。

ジェフリー・T・ホーネマン少佐(32歳、ミネソタ州出身)は、CV-22オスプレイの教官パイロット兼訓練担当将校で、横田基地にある第353特殊作戦航空団に配属されていました。

エリック・V・スペンドラブ少佐(36歳、ユタ州出身)は、飛行外科医で、沖縄の嘉手納基地、第353特殊作戦航空団に配属されていました。

ルーク・A・アンラス少佐(34歳、カリフォルニア州出身)は、横田基地の第353特殊作戦航空団に配属されたCV-22オスプレイのパイロット兼飛行指揮官でした。

テレル・K・ブレイマン大尉(32歳、ニューヨーク州出身)は、横田基地の第353特殊作戦航空団で、CV-22オスプレイのパイロット兼飛行指揮官でした

ザッカリー・E・ラヴォイ 二等軍曹(33歳、フロリダ州出身)は、第353特殊作戦航空団に配属された医療作戦飛行長でした。

ジェイク・M・ターネジ三等軍曹(25歳、ジョージア州出身)は、横田基地にある第353特殊作戦航空団に配属された飛行技師でした。

ブライアン・K・ジョンソン上等兵(32歳、オハイオ州出身)は、横田基地、第353特殊作戦航空団に所属する飛行技師でした。


アメリカ軍は、これまで続けていた捜索・救助活動から、「生存の可能性が低い」と判断された場合に行われる捜索・回収活動へと移行し、今後、すべての遺体とオスプレイの残がいを探し出し、回収することに集中するとしています。

【イン・メモリー・オブ・ガンダム22 In Memory of Gundam 22】

また、アメリカ空軍特殊作戦司令部は、8人の名前と、関係する4部隊のマークを並べ黒い喪章が横切る「イン・メモリー・オブ・ガンダム22」(ガンダム22を追悼して)というグラフィックデザインを公開しました。「ガンダム22」は、今回墜落した機体のコールサインだということです。

アメリカ空軍特殊作戦司令部HPより