MBCには9日、低空飛行する航空機の目撃情報が相次いで寄せられました。専門家によりますと、機体はアメリカ軍機とみられています。
午後1時半ごろ、南九州市川辺町で車のドライブレコーダーがとらえた映像です。2機の航空機が低い高度で飛び、南の枕崎市へ飛んでいきました。
9日、MBCスクープ投稿にこうした低空飛行の画像や動画が相次いで寄せられました。
午後1時18分に薩摩川内市樋脇町では、グラウンドゴルフの会場の上を2機が通過。機体の形がはっきりと見えるほどの低い高度です。
(撮影した男性)「爆音ですよね。普段聞いたことがない音がして、振り向いたらものすごいスピード。みんなびっくりして見ていた」
この数分後の午後1時20分ごろには、よく似た形の機体が鹿児島市西俣町の住宅街近くを飛んでいきました。
映像には2機のうち1機がうつっています。仮にこの3つの動画や画像の機体が同じだとした場合、撮影場所と時間を地図で示すと、薩摩半島を薩摩川内市、鹿児島市、南九州市と、北から南へ進んでいたとみられます。
同じような低空飛行の情報は、県にも9日、薩摩川内市から1件寄せられているということです。
元・航空自衛隊空将で麗澤大学の織田邦男特別教授によりますと、機体に日本の国旗がないことなどから、アメリカ軍の輸送機とみられるということです。
鹿児島県によりますと、県内では昨年度、低空飛行の目撃情報が96件寄せられていて、このうち多くがアメリカ軍機の可能性があるということです。







