奄美高校で、ロケットエンジンの部品をつくっている技術者の講演と実演がありました。

名古屋市に本社がある小坂鉄工所は、航空機やロケットのエンジン部品などを製作しています今月7日に打ち上げられたH2Aロケットやその後継のH3ロケットに使われるおよそ1万の部品のうち、およそ600個を供給しています。

講演では、機械電気科の生徒に小坂鉄工所のものづくりアドバイザーの大内有司さんが、航空機やロケットの部品に求められる0.01ミリを下回る精度の加工の難しさや、国産のロケットの部品供給のために、技術力の向上と継承を続けていると語りました。学校にある工作機械を使った実演もあり、1級機械加工技能士の遠藤芳実さんがネジを加工する姿に生徒たちは見入っていました。

(機械電気科1年 吉澤康太さん)「実際に仕事をやっている人はやっぱり手つきが違うなと思いました。慣れた手つきで旋盤を扱っていて。自分もやっぱりものづくりに将来は携わりたいと思っている」

(小坂鉄工所 大内有司さん)「若い高校生の方にこういった航空宇宙のおもしろいことがあるよと伝えたいなと思って来ました」