土地の価格の動向を示す地価調査の結果が発表され、県全体は32年連続の下落となりました。
■県全体の平均は32年連続下落
地価調査は、今年7月1日時点の県内420地点の1平方メートルあたりの土地の価格を調べたもので、土地取引の目安となります。
調査の結果、県全体の平均は4万1400円で、去年より1.2%下がり、32年連続の下落となりました。
■住宅地の平均価格は2万7600円
住宅地の平均価格は2万7600円で、26年連続のマイナスとなりましたが、下落幅は1.2%で、去年より縮小しました。
価格の上位20地点は全て鹿児島市です。最も高かったのは、11年連続で鹿児島市上荒田町17番の24万6000円でした。
2位 上之園町33番 24万3000円
3位 荒田1丁目32番 23万6000円
3位 荒田2丁目17番 23万6000円
5位 武1丁目22番 22万5000円
6位 薬師1丁目4番 22万0000円
6位 西田3丁目21番 22万0000円
8位 薬師2丁目8番 20万8000円
9位 鴨池2丁目18番 19万7000円
10位下荒田1丁目13番19万4000円
■商業地の価格にも変化が
商業地の価格にも変化が。平均価格は8万1000円で、32年連続でダウンしたものの、下落幅は1.3%で去年に続き縮小しました。
コロナ禍からの需要回復が背景にあるとみられます。
価格の上位20地点は鹿児島市です。最も高かったのは、6年連続で、鹿児島市東千石町14番の102万円でした。
2位 中央町24番 44万0000円
3位 荒田1丁目41番 34万6000円
4位 西千石町3番 31万0000円
5位 船津町4番 30万6000円
6位 山之口町8番 30万0000円
7位 西田2丁目3番 28万8000円
8位 加治屋町2番 27万6000円
9位 樋之口町10番 26万4000円
10位荒田1丁目30番 25万8000円
■上昇率の上位は種子島 理由は
そのほか、上昇率上位の顔ぶれをみると、2位は種子島・西之表市鴨女町の2.5%でした。
馬毛島の自衛隊基地整備に伴い、種子島と馬毛島あわせて、今後ピーク時には最大6000人の工事関係者が滞在することから、飲食店向けの需要が増加。28年ぶりにプラスに転じました。








