鹿児島市が目指す鹿児島港本港区・北ふ頭でのサッカースタジアム整備について、県は、市に港湾機能の維持などの考え方を示すよう求めていますが、下鶴市長は24日の会見で港湾機能の維持は可能とする考えを示しました。
(鹿児島市 下鶴隆央市長)「スタジアムの配置と港湾機能の確保は、配置上は可能」
鹿児島市は、北ふ頭でのスタジアム整備を目指していて、所有する県は、次の検討委員会までに港湾機能の維持など8項目の課題や考えを整理するよう市に求めています。
下鶴市長は24日の会見で、港湾機能を維持しながらの整備は「施設の配置上は可能」としたうえで、県に対しては、次の会合で8項目全ての最終回答を示すのではなく「その時点で可能な回答」を示す考えを明らかにしました。
(鹿児島市 下鶴隆央市長)「どこまで(回答内容を)詰めればよいか、しっかり県とやりとりしながら、解決案・回答を作成したい」「ゼロ(できない)か10(できる)かの話ではなく、計画の熟度は高まっていくもの」
一方で、北ふ頭への整備案が浮上して2か月以上経っても県・港湾関係者の3者による協議が開かれていないことについては・・・。
(鹿児島市 下鶴隆央市長)「3者を交えた港湾機能の再配置などの話はしていないが、まだその前段階」「それぞれ意見をもらいながら作りたい」
なお、市は先月下旬にスタジアム整備について話し合う検討協議会を立ち上げましたが、北ふ頭を実際に視察する日程については「調整中」としています。







