ハワイのマウイ島で死者が110人を超える山火事が発生しました。マウイ島で暮らしたこともあるホノルル在住の鹿児島県関係者は、一日も早く被害がおさまることを願っています。

(ハワイ鹿児島県人会・元会長 川路広美さん)「この度の火事は大変だった。残念に思っている」

鹿児島からおよそ7000キロ、太平洋のハワイ諸島です。
ホノルルなどのあるオアフ島からおよそ100キロ離れたマウイ島。島では今月8日、山火事が発生しました。これまでに死者は110人を超え、2200の建物が被害を受けました。

ホノルルに暮らすハワイ鹿児島県人会の元会長・川路広美さんと妻の千鶴子さんによりますと、マウイ島に住んでいる県関係者はいないとみられます。

(川路広美さん)「生活に影響はありません」
(妻・川路千鶴子さん)「マウイ島に住んでいる鹿児島県人は県人会以外でも聞いたことがない。鹿児島県人会で今回の山火事に関係した人がいたということも聞いていない」

川路さん夫婦は、今回山火事がおきたマウイ島に30年ほど前まで暮らしていました。

(川路千鶴子さん)「(山火事のあったラハイナは)観光地できれいなところ。マウイ島の中で1番暑いところ。以前も小さな火事はあったが、こんなに大きな火事は初めて」

2人が暮らすオアフ島では支援の動きが広がっていて、川路さん夫婦は1日も早く被害がおさまることを願っています。

(川路千鶴子さん)「品物は発生直後からたくさんの人が送っているし、私たちもみんなで金銭的な寄付をしている」「ハワイ全島みんなが心配して助けようという気持ちで支援をしている」

(川路広美さん)「狭い地域なので、また立ち直ることはできると思う」