(画像 気象庁提供)
気象庁は、数値予報技術などの改善を踏まえ、台風進路予報の「予報円の大きさ」と「暴風警戒域」を、現在よりも絞り込んで発表すると公表しました。
気象庁は、台風の進路を予報する際、予報の誤差を考慮して、台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を「予報円」で示しています。
気象庁によりますと、近年、数値予報技術などが改善し、台風進路予報の精度が向上していることから、台風進路予報の「予報円の大きさ」と、「暴風警戒域」(※台風の中心が予報円内に進んだ場合に風速25m/s 以上の暴風となるおそれのある範囲)を、現在よりも絞り込んで発表するよう改善するということです。
特に、3日先以降の予報円が大きく改善し、5日先の予報円の半径はこれまでと比べて最大40%小さくなるとしています。
この改善は、6月26日以降に発生する台風に対し適用されます。
気象庁は、「今回の改善で、タイムラインに沿った自治体の防災対応や、住民の防災行動をより適切に支援できるようになることが期待される。引き続き台風の進路予報の精度向上に取り組む」としています。







