鹿児島市中心部の西田で撮影された映像です。サルが横断歩道を渡っています。
鹿児島市中心部では7日からサルの目撃情報が相次いでいますが、行方は分かっておらず、市は注意を呼びかけています。
午前9時ごろ、画面右側から現れたサル。横断歩道を渡って、素早い動きで信号機の支柱を上りました。そのあと花壇の脇を駆け抜け、電柱の上へ。
(記者)「サルが目撃されたのは、中央駅方向から鶴丸高校に向かう交差点です。車の通りも多い場所です」
車にびっくりしたのか、サルはおびえたように走っています。
映像を見た近所の人は…。
(近所の住民)「(Q.このあたりでサルは出る?)ほとんどない」
(近所で働く人)「すごーい。びっくり。驚きです」
(近所の住民・犬の散歩中)「昔は出没していた。怖いですね。犬に向かって来ますよね」
この少し前、近くの工事現場で働く人たちもサルを目撃していました。
(工事現場で働く人)「電線を伝って歩いていた。カラスに攻撃されていなくなった」
男性が撮影した映像では、建物の影で身を隠すようにしながら、高い場所に上ろうとしています。
目撃者によりますと、サルは午前9時ごろに市中心部の西田から西の水上坂方向に逃げたということです。
鹿児島市によりますと、同一のサルかどうかは分からないものの、目撃情報が7日は夕方に西伊敷であり、8日も午前7時ごろに玉里町の鹿児島女子高校付近で、そして西田で目撃される前に草牟田付近でもありました。
西田を最後に目撃情報はなく、行方は分からないということです。
興奮すると、人を襲うおそれもある野生のサル。鹿児島市は「目撃しても、目を合わせたり、近づいて刺激したりしないでほしい」と呼びかけています。