日本の新たな主力ロケット・H3の初号機が、17日午前10時37分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、予定時間になっても打ち上げられませんでした。

JAXAによりますと、メインエンジンには着火したものの、固体燃料ブースターに着火しなかったということです。

H3は、現在運用されているH2Aの後継機で、打ち上げコストをH2Aの半分のおよそ50億円に減らした日本の新たな主力ロケットです。

H3は全長57メートル、重さはおよそ430トンで、ロケットには災害時の状況把握などを目的とする先進光学衛星「だいち3号」が搭載されています。