去年6月の火事で本殿などが全焼した曽於市大隅町の投谷八幡宮について鹿児島県文化財保護審議会は2日、「その文化的価値が失われた」として、県指定文化財の指定を解除するよう県教育委員会に答申しました。
投谷八幡宮は、延享5年=1748年建立とされる本殿があり、その形式が大隅半島の地域的特徴を示しているなどとして2003年4月に県指定文化財となりましたが、去年6月の火事で本殿、末社四所宮、末社地主社が全焼しています。
県教育委員会は今後、答申を踏まえて指定解除するかどうか決定することになります。
県教育委員会によりますと、県指定文化財の解除は枕崎市の海蝕双橋が2018年に台風被害を受けて解除されて以来です。