かごしま水族館で貴重なサメの仲間の赤ちゃんが誕生し、展示が始まりました。ある変化をするのが特徴というのですが、どんなサメなのか。水族館に行ってみました。
去年12月14日にかごしま水族館で生まれたトラフザメのメスの赤ちゃんです。体長およそ30センチ、体の半分ほどもある長い尾びれが特徴です。体の模様がトラのように見えることから『トラフザメ』という名前がついたとも言われていますが、実は成長すると、トラの柄がヒョウのように変化します。
黒潮大水槽を泳ぐトラ柄の個体はトラフザメの母親。2016年、肝付町内之浦で定置網にかかりました。温かい南の海にいるトラフザメが県本土付近で見つかったのは珍しく、貴重だということです。
(かごしま水族館展示課 山田守彦さん)
「模様が一番おもしろいと思うので、親の模様を見たあとで赤ちゃんの模様を見ると、驚きをもって見てもらえると思う」
トラフザメの赤ちゃんは成長を考慮しながら展示するため、展示期間は未定ですが、しばらくは見ることができます。







