日常的に医療的ケアが必要な子どもいわゆる「医療的ケア児」。先日、阿久根市出身の歌手が子どもたちをジャズコンサートに招待。子どもたちにとって特別な時間になりました。

鹿児島市で開かれたジャズコンサート。企画したのは、鹿児島県阿久根市出身の歌手・西村知恵さん(50)です。みずから歌うコンサートに、県内外の医療的ケア児や家族などおよそ20人を招待しました。

(記者)「子どもたちがたんの吸引や胃ろうなどを行いながら、家族と一緒に本格的なジャズの音色を楽しんでいます」

「医療的ケア児」は24時間、医療的ケアが必要な子どもたちです。

(湧水町から息子と参加)「吸引とかあるので、他の人に迷惑かなと。(コンサートには)来れるなんて思っていなかった」

吸引の音や周りの目が気になり、コンサートなどを楽しむ機会は少ないのが現状です。

そんな子どもたちに生の音楽に触れてもらおうと、西村さんは10年ほど前から全国の障害者施設などでコンサートを開いてきました。

(鹿児島市から娘と参加)「周囲も理解してもらっているので、気を使わずに自由にさせていただけて感謝している」

サックスやギターに合わせて10曲以上を披露。会場は力強い歌声に包まれました。

(神奈川から)「行きたいなと思っても、車いすを押して出かけるのは難しい。感極まっちゃった」

(県医療的ケア児者家族会・柿内祥子代表)「ありがたい機会をいただいた。きっと心に響いている。明日からの活力になる」

「また会おうね。また歌いに来るから待っててね」

(西村知恵さん)「お子さんが嬉しそうだと、お父さんお母さんが涙を流して喜ぶ。こっちも泣けてきて幸せをいただいた」

子どもたちや家族、そして西村さんにとっても特別な夜になったようです。