ハンドボールのブルーサクヤ鹿児島は23日、ホームでHC名古屋と対戦しました。韓国への移籍が決まっているエース・金城ありさ選手の退団セレモニーも開かれました。
リーグH連覇を目指すブルーサクヤ鹿児島。昨シーズンのメンバーはほぼ全員残っていますが、日本代表として活躍するエース・金城ありさ選手は、韓国への移籍が決定。金城選手のラストゲームには、およそ700人のファンが集まりました。

試合は序盤、相手に何度も攻められますが、GK・宝田がセーブし、流れを渡しません。リードを許した中盤には、金城の強烈なジャンプシュート。
反撃ののろしを上げると再び、金城がシュート。1点差で試合を折り返します。
一進一退の攻防が続く後半、ディフェンスから金城と同じポジションの宇治村が速攻を見せ、逆転します。(鹿児島17対16名古屋)
しかし終盤、相手の固いディフェンスを崩せず、逆にカウンターで失点し、24対26で敗れました。
試合後には、金城選手の退団セレモニーが開かれました。
(金城ありさ選手)「すごく幸せな時間を過ごすことができた。ファンのみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱい」
(金城選手と同じポジション 宇治村唯選手)「きょうは金城選手が最後の試合だったので、絶対に勝って終わりたいと思って挑んだが、勝ちきることができなくてすごく悔しい」
金城選手は来年1月から始まる韓国リーグでプレーする予定です。