自動昇格圏内の2位につける鹿児島ユナイテッドFCは、ホームで5位の宮崎と対戦。
昇格を争う南九州ダービーは白熱した一戦になりました。

直近6試合の対戦成績は3分3敗。苦手とする宮崎と迎えた今季2度目の南九州ダービー。アウェーからも多くのサポーターが駆けつけ、今シーズン2番目に多い9548人が試合を見守りました。

ユナイテッドは、出場停止中の広瀬と山口に代わって、ディフェンスラインの中央・CBに藤村、中盤のボランチは前節に続き稲葉の布陣で臨みました。

赤のユナイテッドは、立ち上がりから思うように相手ゴールに迫れず。

対する宮崎は、サイド攻撃を中心に攻め込みます。前半20分、左サイドのクロスからピンチを迎えるも…藤嶋がセーブ。直後にも藤嶋が鋭い反応を見せ、ゴールを守ります。

両チーム譲らない展開のなか、試合が動いたのは後半26分、パスカットから吉尾。

2試合連続ゴールとなる、吉尾の強烈ミドルでユナイテッドが先制します。

終盤、宮崎の猛攻を受けますが、藤嶋を中心に守りゴールを許しません。すると、後半アディショナルタイム。ボールをつなぎカウンターとすると、アンジェロッティが持ち上がり、右サイドの武へ。武のクロスに途中出場の井堀。

これが今シーズン出場2試合目、プロ2年目の井堀が掴んだうれしいJ初ゴール。ユナイテッドが、2対0でダービーマッチを制し2位キープです。

(J初ゴール 井堀二昭選手)「めっちゃうれしい。上がらないといけないと思って、たまたまボールが来たので後は押しこむだけだった。まだ恩返しできたとは思っていないので、もっと試合に絡んでチームに貢献したい」

(GK 藤嶋栄介選手)「無事0で終えられてよかった。残り10試合だが、目の前の1試合をこなして最後笑顔で終われればいい」

次の試合は、今度の金曜日、アウェーで首位の八戸と対戦。勝てば首位浮上の大一番を迎えます。