オール鹿児島ロケで出演者も全員、地元在住。サラリーマンの傍ら、役者として頑張る主人公をコメディタッチで描いた映画が今月26日に公開されます。
どんな映画なんでしょうか?
(久保理茎 監督)「あす239席すべて満席になりました」
塩田知事を訪れたのは、鹿児島市を拠点に活動する映像ディレクターの久保理茎さん(59)。映画「エイタロウ」の監督を務めました。
主人公の「エイタロウ」は、契約社員として働くサラリーマン。家族と順風満帆に暮らしていますが、もうひとつの姿が役者。生きがいを感じて生きています。
映画は、33歳の主人公をリアルに描くヒューマンコメディーです。
主役を演じた德田英太郎さん(35)は、現実の世界でもビール会社の「本物の」契約社員です。久保監督が、働きながら演劇活動を続ける德田さんの半生を基に映画化しました。
低予算の自主製作映画。支えたのは「オール鹿児島」の出演者。地方の映像文化を育もうという久保監督のこだわりでもあります。
(塩田知事)「みなさん本業があったり、1人で3役も4役もしながら。鹿児島の人だけの手作りですよね」

(主役を演じた德田英太郎さん)「純度100%、鹿児島県産インディーズ映画。この映画の最大の魅力でもあり弱点が、全員無名」

(主役を演じた德田英太郎さん)「好きなことでお金を稼いでいくのが難しい中で、誰しもみんな経験したことがある、共感できるような内容となっている」
(久保理茎監督)「彼が地方役者の代名詞になるように、みなさんのお力添えをお願いします」
「エイタロウ」の奮闘と仲間たちとの喜怒哀楽を描いた映画は、今月26日、鹿児島市の鹿児島ミッテ10で公開されます。
あす23日に開かれる先行上映会は、満席になっています。