気象庁によると、フィリピン付近にある熱帯低気圧aと、フィリピンの東にある別の熱帯低気圧bは、今後台風に発達する予想です。熱帯低気圧は台風のたまごとも呼ばれます。18日から22日までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

気象庁HPより 進路予想

熱帯低気圧a 18日には台風に発達か

フィリピン付近の熱帯低気圧aは、17日正午にはルソン島付近にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は1006ヘクトパスカル、最大瞬間風速は23メートルです。

熱帯低気圧は、18日正午には南シナ海で台風に発達する予想です。予報円の中心は、北緯19度55分、東経118度5分です。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に15キロの速さで西北西に進むと予想されています。

台風は、19日午前9時には南シナ海の北緯21度30分、東経115度40分を中心とする予報円に進み、中心気圧は998ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルで、1時間に15キロの速さで西北西に進むと予想されています。

20日午前には大陸で熱帯低気圧に変わる見込みです。

熱帯低気圧bも 18日に台風に発達か

フィリピンの東にある熱帯低気圧bは、17日正午には海上を1時間に15キロの速さで西北西に進んでいます。中心気圧は1006ヘクトパスカル、最大瞬間風速は23メートルです。

熱帯低気圧bは、18日正午にはフィリピンの東で台風に発達する予想です。予報円の中心は、北緯16度00分、東経134度10分です。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に15キロの速さで北西に進むと予想されています。

次第に発達 22日には沖縄の南へ

台風は、次第に発達しながら北西よりに進み、22日午前9時には沖縄の南の北緯20度00分、東経126度20分を中心とする予報円に進み、中心気圧は985ヘクトパスカル、最大瞬間風速は40メートルで、1時間に15キロの速さで西北西に進むと予想されています。

雨・風シミュレーション 22日まで

シミュレーションでは、フィリピン付近の「反時計回りの渦」が西に進み、フィリピンの東の「反時計回りの渦」が北西よりに進む予想です。
18日には前線や寒気の影響で、日本海側に発達した雨雲がかかりそうです。
シミュレーションでは、21日ごろから22日ごろにかけて「反時計回りの渦」がフィリピンと台湾の間を西よりに進み、南西諸島に雨雲が予想されています。

このシミュレーション画像は予想のひとつで、大きく変わる可能性があります。今後、気象庁から発表される情報に注意してください。