きょう8月26日は、火山防災の日です。
口永良部島では鹿児島県と屋久島町による避難訓練がありました。

(記者)「自衛隊の大型ヘリコプターに住民が乗り込んでいきます」

口永良部島は10年前の2015年5月、新岳の爆発的噴火によりすべての住民が一時、島の外へ避難しました。

島には火口から3キロの集落などに86人が暮らしていて、26日の訓練には島民と26の機関が参加しました。

新岳の火山活動が高まり噴火警戒レベルが最高の5に引き上げられたとの想定で島民らは集落から3.5キロ離れた番屋ヶ峰避難所に向かいました。そして、自衛隊のヘリコプターで島外避難するまでの手順を確認しました。

(住民島外避難を経験)「やっぱり(防災)意識は変わる」

(帰省中の高校生)「訓練だったけど、臨場感があった」

(口永良部島消防分団 久木山栄一副分団長)「自分たちは自分たちでやれる訓練を続けていきたい」

口永良部島では噴火警戒レベル3の入山規制が継続中です。