全国の平均気温も先月は平年より3度近く上がり、記録的な暑さとなりました。
トマトが1個あたり100円近くまで値上がりするなど、旬の夏野菜に影響が出ています。

鹿児島市天文館の青果店「かごしま産直市場」です。

(キャスター)「今が旬の夏野菜、産地での暑さや雨が少なかったことで、値上がりしている」

きょう4日の販売価格をみてみると、トマトが1袋2個入り190円で去年の1.3倍。1個あたり100円近くまで値上がりしています。さらに、オクラは1袋129円で去年の1.2倍。キュウリが1袋2~3本入り149円で、去年の1.1倍などとなっていました。

(客)「(トマトは)高い、他の野菜と比べると。安くなってほしいが、こんなに暑いとどうかな」

記録的な暑さは野菜の品質にも影響しています。

オクラは高温で生育が進んだ一方、育ちすぎて硬くなったものもあるといいます。キュウリは曲がっているものもありました。

店では、夏野菜をより安く販売するため、傷があったり、サイズがふぞろいだったりする野菜も仕入れています。

(客)「(傷などは)気にしない、きれい形ではなくて量が多ければいい」

一方、冬の間、価格が高騰していたキャベツは県外の産地で生育が進み、1玉99円。ハクサイは2分の1にカットしたものが80円と、手ごろになっています。

(かごしま産直市場 池畠大二店長)「夏野菜と言われるが、夏野菜のほうが高くなるなど、気温の高さを野菜も感じているように思う。(しばらくは)野菜もお客さんも僕たちも我慢の時期かと思う」

店では、暑さが落ち着くまで、夏野菜の高値は続くとみています。