桜島では引き続き爆発・噴火が相次いでいて、きょう20日もこれまでに7回爆発しています。今月15日以降のこの5日間で去年1年間の爆発回数を超えました。
現在の桜島の様子です。火口は雲に覆われ確認できません。火山灰は火口から北東の霧島市福山方向に流れているとみられます。
気象台によりますと、桜島の南岳山頂火口では20日、7回の爆発がありました。そのうち午前3時46分の爆発では、大きな噴石が火口から1200メートルまで飛びました。
桜島では噴火が活発になった今月15日以降、これまでに合わせて57回爆発していて、去年1年間の46回を5日間で超えました。
今年の爆発は114回で年間の爆発回数が5年ぶりに100回を超えています。
今月12日からの山体の膨張は今も続いていて、気象台は「ここ数年では一番の膨張」としています。
火山灰は21日明け方にかけて火口から北東の霧島市福山方向に流れる見込みです。
気象台は噴火警戒レベル3の入山規制を継続中で、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。