入札が2度不調となっていた鹿児島市が新設する「桜島学校」の建設工事についてです。14日行われた3度目の入札で市内4つの建設業者でつくるJV=共同企業体がおよそ40億円で落札しました。
「桜島学校」は、桜島にある8つの小中学校を統合し、来年4月に開校を予定している小中一貫の義務教育学校です。
資材高騰などの影響で建設工事の入札が2度不調に終わり、新校舎の完成時期が1年ほど遅れています。このため、市は整備費を2割ほど増額しおよそ62億円としました。
市教育委員会によりますと、14日あった3度目の入札で市内4つの建設業者でつくるJV=共同企業体のみが入札に参加し、39億9500万円で落札したということです。市は今後、契約に関する議案を市議会に提出し可決されれば契約を結んで着工する予定です。
新校舎の供用開始は2027年4月の予定で、それまでは桜島中学校の校舎を利用するということです。