鹿児島県屋久島町の口永良部島で火山性地震が増加しています。
気象台は、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベルを現在の1から、2の火口周辺規制に引き上げる可能性があるとしています。

気象台によりますと、口永良部島では、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加していて、11日は9回観測され、11日までの10日間では92回となっています。

口永良部島の噴火警戒レベルは現在1ですが、火山性地震が10日間で100回を超えると、2の火口周辺規制に引き上げることになっていて、気象台はレベル引き上げの可能性もあるとしています。

これまでに、地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は観測されておらず、地殻変動の観測でも特段の変化はないということです。

気象庁の機動調査班は11日、口永良部島に入り、現地調査を行う予定で、今後の情報に注意するよう呼びかけています。