激しい咳が続く百日咳。全国的に感染が広がる中、鹿児島県内でも患者数が増加しています。

百日咳は激しい咳が続く感染症で、おもに子どもが感染し、大人が発症するケースもあります。乳児がかかると重症化し、新生児がかかると死亡するおそれがあります。

県によりますと、今月6日までの1週間の県内の患者数は13人で、前の週より6人増えました。百日咳は近年、感染者が減少傾向でしたが、今年に入って68人の感染が確認され、年間で83人が感染した2020年以来の多さとなっています。

県は、定期ワクチンを打っていない子どもは接種することや、手洗い、うがいなどの対策を呼びかけています。