今年は戦後80年です。太平洋戦争などで亡くなった鹿児島県出身の軍人らを追悼する慰霊祭が、鹿児島市で開かれました。
鹿児島戦没者墓地で開かれた慰霊祭には、県内各地の遺族などおよそ80人が参列しました。
墓地には、日露戦争から太平洋戦争で亡くなった県出身の軍人ら7万3603人がまつられています。
慰霊祭では、鹿児島戦没者墓地顕揚会の石崎耕太郎会長が「日本の平和と繁栄は尊い犠牲の上に築き上げられた」とあいさつし、遺族らが祭壇に玉串を捧げ、犠牲者を追悼しました。
(太平洋戦争で父を亡くした川床剛士さん)「父の志も継いで、戦争のない平和な世の中をつくっていくと、一層肝に銘じていかなければいけない」
今年は戦後80年です。遺族の高齢化が進む中、歴史をどう語り継いでいくのかが課題となっています。