性的な内容を含んだメッセージを送ったり、児童を蹴ったりした小学校の男性教諭に対し、県教育委員会は、きょう28日、停職3か月の懲戒処分にしました。

停職3か月の懲戒処分となったのは、鹿児島地区の小学校に勤める55歳の男性教諭です。

県教委によりますと男性教諭は去年、県内の女性に対し性的な内容を含んだメッセージを送るなどわいせつな行為をしました。また、同僚の職員2人に対し、「そんなことも知らないのか」と大声で怒鳴ったり、繰り返し謝罪を要求したりするなど高圧的な態度をとったということです。

さらに授業中、複数の児童の背中や尻を蹴る体罰や怒鳴るなど不適切な指導があったということです。

被害者や保護者などから学校に報告があり発覚したもので、男性教諭は、「『この程度であれば大丈夫だろう』という認識が間違っていた」と話しているということです。

これで、今年度の教職員の懲戒処分は28件となり、2007年度以降、最多となっています。

中島靖治教職員課長は「危機的な状況という認識のもと、不祥事根絶に向けた取り組みを徹底したい」とコメントしています。