鹿児島県内は27日、記録的な大雨となったところもありました。屋久島では、観測史上最大の1時間118ミリの猛烈な雨が降り、浸水や停電の被害が出ました。

気象台によりますと、県内は前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、未明から発達した雨雲が次々と流れ込みました。

屋久島町の尾之間では、27日午前5時半ごろまでの1時間に118ミリの猛烈な雨を観測し、観測史上最大となりました。

屋久島町では、一部の地区で停電も発生。道路の信号も消えています。島の南側では、床上浸水1棟・床下浸水2棟の被害も出ました。

(岩川信吾さん)「ここらへんまで(水が)たまっていた。初めて。ここに住んで70年になるけど」

県本土でも急な強い雨や雷が相次ぎました。まわりの視界が悪くなるほどの大粒の雨が降っていました。

各地で停電も相次ぎました。枕崎市では午後3時ごろからおよそ300戸が停電。午後4時半までに復旧したということです。