バレーボールVリーグ・フラーゴラッド鹿児島は、既にプレーオフ進出を決める中、西地区優勝をかけて今季最終戦に臨みました。
勝てば逆転で地区優勝が決まるフラーゴラッド。3位の愛知・アイシンをホームに迎えた最終戦には、今季最多の1300人を超える観客が詰めかけました。
(観客)「東京から来た。去年V2リーグのチームを破ってきている。きょうも楽しみ」
(観客)「(勝って)優勝して欲しい」
ただ、気になることも…
キャプテンの長友優磨選手が、前日の試合で左手にけが。リーグ最多得点のエースが欠場し、前の試合で3対0と快勝した相手に早々と第1セットを失います。
ひと際、大きな声で声援を送るのは、鹿児島大旗隊の大久保憲一さん。普段は鹿児島ユナイテッドFCの試合で旗を振っています。
(鹿児島大旗隊・大久保憲一さん)「きょうはユナイテッドの試合もあるが、むこうは仲間に任せて、きょうはこちら最終戦だから」
Q.足をどうされたんですか?
(鹿児島大旗隊・大久保憲一さん)「事故で。手すりがあるので大丈夫」
第2セットは、もう1人のエース笠利真吾選手が奮闘。サービスエースも飛び出し、このセットを奪います。
しかし、フラーゴラッドは、第3セットを失うと、あとがない第4セットで最大6点のリードを許します。
流れを変えようと投入されたのは、チーム設立からのメンバー、津田大地選手と坂元健人選手。サーブで崩すと1点差まで詰め寄ります。
しかし粘りもここまで。セットカウント1対3で敗れ、西地区優勝は逃しました。
(長友優磨選手)「東西のチャンピオンになれる可能性がまだある。これからも応援よろしくお願いします」
(鹿児島大旗隊・大久保憲一さん)「悔しい思いはプレーオフで晴らしてほしい」
(東京からの観客)「千葉のプレーオフにも行きます。もちろんいきます。日本一になりましょう」
フラーゴラッドはレギュラーシーズン2位で終了。新生Vリーグの初代王者を目指して、今月30日から千葉で始まるプレーオフに臨みます。