砂蒸し温泉は「温浴やサウナに比べて体への負担が小さい」。指宿市や鹿屋体育大学などが21日、こんな研究成果を発表しました。
(記者)「指宿市の観光名物、砂蒸し温泉に研究の結果、新たな効能があることがわかりました」
この研究は、指宿市や、筑波大学、鹿屋体育大学などが去年から共同で進めていたものです。指宿市の砂蒸し温泉やサウナなどで、体の深部体温や血圧などのデータを集め、21日、研究結果を発表しました。
それによりますと、砂蒸し温泉は「体の温度上昇が緩やかなため、呼吸が上がりづらい」ことや、「脳の血流の変化が小さいため、失神などのリスクが抑えられる」ことなどが報告されました。
(筑波大学 藤井直人准教授)「深部体温が砂むしで上がりにくい、(深部体温の上昇は)いろんなストレスを招く。これが低いっていうのは、(体への)ストレスが少ないことを示す結果になっている」
新たな研究結果に、砂蒸し温泉を楽しむ観光客は…
(横浜から)「気持ちいい。ストレスが飛んでいきそうなくらいリラックスできる。潮風も気持ちいい」
指宿市の砂むし会館砂楽では、今年度の利用客数がおよそ24万人で、コロナ禍前の水準に戻りつつあり、今回の研究成果をさらなる後押しにしたいとしています。







