菜の花や 月は東に 日は西に

安永3年(1774年)旧暦の3月23日に、与謝蕪村が兵庫県六甲の摩耶山を訪れたときに詠んだ句です。

夕暮れ時に、西の空に〈沈む夕日〉東の空に〈昇る月〉が見えていたことから、〈満月〉あるいは〈満月〉前後の月と思われます。