福岡管区気象台によりますと、3日朝から九州北部、九州南部、奄美地方の沿岸で発生していた海面の上下=副振動は、次第におさまってきています。今後、副振動による被害が生じるおそれは少ない見込みだということです。

副振動は、数分から数10分周期で海面が上下する現象です。気圧の変化などが原因で、春先によく発生します。過去には係留していた船舶の流失や、低地での浸水被害が発生しています。九州では「あびき」とも呼ばれています。

気象台は、今後新たに副振動が発生した場合は、改めて潮位情報を発表するとしています。