鹿児島地方気象台は3日、九州南部と奄美地方で「春一番」が吹いたと発表しました。

春一番は、季節が冬から春に移る時に初めて吹く南からの強い風で、気象台は3日、九州南部と奄美地方で観測したと発表しました。去年より12日遅い観測です。

奄美市笠利町では午後1時すぎに13.4メートルの最大瞬間風速を観測し、海岸では木々が風に揺れていました。

(神奈川県から)
「風が春一番というか、夏の風。最高です」

県内で3日これまでに観測された最大瞬間風速は、肝付町前田で22.2メートル、さつま町柏原で20メートル、鹿児島市でも18.9メートルで、最高気温も奄美市名瀬で28.1度、鹿児島市でも24.3度まで上がり、今シーズン最高となりました。

県内は4日、各地で雨となり、最高気温は各地で20度を超える見込みです。