鹿児島県内で去年から始まったウェブ調停の模擬実演会が、22日、裁判所で開かれました。
鹿児島家庭裁判所で開かれたウェブ調停の模擬実演会には、応募した9人が参加しました。
調停は、トラブルの当事者の間に裁判官らが入り、話し合いで解決を図る手続きで、離婚や遺産相続などの「家事調停」と交通事故の慰謝料などの「民事調停」があります。
県内では去年からウェブ会議システムでもできるようになり、裁判所から遠い地域からも参加できることや、DV被害者の安全を確保できるなどの利点があります。
22日は裁判所の職員が手続きの流れを紹介しました。
(参加者)「ウェブ調停に関する知識が無かったので、知れる貴重な経験になった」
(参加者)「女性相談員をしていて(調停に関する)相談を受けたりするので興味があった。今後、仕事にもいかせると思う」
鹿児島家庭裁判所(本庁)では、去年742件の家事調停のうち、74件がウェブで行われました。
なお、離婚や離縁の調停成立時は、対面での調停が必要でしたが、今年3月からはウェブで成立可能になります。