去年4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されたことを受け、警察や学校の職員が23日朝、自転車通学する高校生らに着用の徹底を呼びかけました。

去年4月の道路交通法の改正で、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されたことを受け、鹿児島工業高校では、今年度から自転車通学の生徒にヘルメットの着用をルール化しています。

およそ1000人いる生徒のおよそ半数が自転車通学ですが、毎年およそ30件、事故が起きていて、23日は警察と学校職員のあわせて20人が、市内4か所でヘルメットの着用を呼びかけました。

(鹿児島西警察署 松田健史交通課長)
「頭部の保護が特に重要なので、自転車乗車中のヘルメット着用に努めてもらうようお願いした」

県警によりますと、県内では自転車乗車中の死亡事故の半数以上が頭に致命傷を負っていますが、昨年度のヘルメット着用率はおよそ1割だということです。