鹿児島市の小学校で「鹿児島弁」を学ぶ授業がありました。子どもたちが鹿児島弁で紙芝居も披露しました。

「鹿児島弁」の授業は、鹿児島市が方言に身近に触れてほしいと、2017年度から始めました。

全校児童72人が通う犬迫小学校です。鹿児島方言文化協会の劇団「げたんは」と一緒に、児童たちが寸劇に参加して鹿児島弁を学びました。

また、6年生が鹿児島弁で紙芝居を披露しました。およそ100年前に犬迫地域に水力発電所を建設した稲葉三次郎の物語です。

「電気があった方がわっぜ便利じゃっど」
(※電気があった方がすごく便利ですよ)

(6年生・田中陽希さん)「イントネーションとかが難しかった。(Q.この言葉おもしろいと思った鹿児島弁は?)うんだもしたん(※びっくりした)」

(稲葉三次郎の子孫 6年生・家入菜々子さん)「犬迫に明かりをとおしてくれたことに感謝もあるし、鹿児島弁で私のひいひいおじいちゃんのことについて語れてとても楽しかった。(記者:あいがとさげもした~)あいがとさげもした~(※ありがとうございました)」

(鹿児島方言文化協会 石牟禮剛志事務局長)「簡単な言葉でもいいから(日常で)使ってもらえるとうれしいし、それが世代間交流にもつながれば」