フェリーとしま2の運航再開にあわせて12日、県畳工業組合が十島村にルーツに持ついぐさを使った、畳のベンチを十島村に贈りました。
寄贈されたベンチの畳表に使われたのは、七島藺とよばれるカヤツリグサ科のいぐさです。
いぐさの名前に「七島」とあるように、もともと七島藺のいぐさは、七つの有人島がある十島村で栽培されていて、その苗が大分県にわたったといわれています。
畳の需要が減る中、大分県でもいぐさを生産している農家は数件に減りましたが、県畳工業組合では七島藺を復元する活動に取り組んでいて、フェリーとしま2の運航再開にあわせて12日、鹿児島港南ふ頭の待合所に七島藺を使った畳のベンチを設置しました。
(県畳工業組合 安藤勝理事長)「少しでも十島村の特産になりゆくゆくは十島村で作った七島藺の畳が、作れたらいいなというふうに思って寄贈させていただいた」
(十島村 木戸浩教育長)「それぞれの島にまだ一部なんですけど(い草)が残っているので、保護を含めてその活用ができるような形で広げていきたい」
寄贈された畳は大分県産の七島藺を使っていますが、県畳工業組合と十島村は十島村産の復元を目指しているということです。







