H3ロケット2号機が17日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
日本の新たな主力ロケット・H3は午前9時22分、種子島宇宙センターから打ち上げられました。
H3は現在、運用されているH2Aの後継機で、初号機が去年3月に打ち上げられましたが、第2段エンジンに着火せず失敗していました。
今回の2号機には、失敗した初号機に搭載していた先進光学衛星「だいち3号」とほぼ同じ重さのダミー衛星などが搭載されていて、失敗後の対策の有効性や飛行性能の確認が目的でした。2号機は打ち上げからおよそ16分後に高度およそ675キロの予定の軌道に入り、H3ロケットとして初めて打ち上げに成功しました。
H3は、衛星の打ち上げ受注ビジネスで日本が世界で勝ち抜くために開発されました。電子部品の9割に自動車用の部品を使うなどし打ち上げ費用はH2Aの半分のおよそ50億円を目指しています。
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