高知県土佐市出身のレーサー岡本大地選手が宮城県で行われた86レースプロクラス開幕戦で、優勝しました。並みいるトッププロをおさえてつかんだ大きな一勝。今シーズンの岡本選手の活躍が期待されます。
岡本大地選手は、6年前、18歳でプロデビュー。2020年からは2年連続でスーパーFJ鈴鹿シリーズの年間チャンピオンに輝いています。開幕戦には33人が参戦。そのほとんどが日本最高峰レース=スーパーGTで活躍しているトッププロとあって、予選から激戦となりましたが、岡本選手は、持ち前のテクニックで予選を1位で通過、決勝に進みます。そして迎えた決勝。決勝レースは、1周3.7キロのコースを13周します。狭く追い抜きが難しいコースながら、スタートを完璧に決めた岡本選手は、後続を徐々に突き放す展開で終始トップを譲らず、優勝を飾りました。岡本選手は、今年になって所属していた韓国チームとの契約が切れ、資金面の不安を抱えるなかでの一戦でしたが、地元・高知の企業の支援もあって参戦できたといいます。
(86レースプロクラス開幕戦を制した 岡本大地 選手)
「今年レースできるかどうか不透明だった状況で開幕戦勝利できて最高でした、本当に。地元の応援してくださっている皆さんに恩返しできるようにここから先、全部勝ち切っていくような気持ちでやっていきたいと思うので応援よろしくお願いします」

開幕戦優勝で今シーズンに弾みをつけた岡本選手、サーキットのない高知から生まれたレーサーということもあって今後の活躍が注目されます。