台風15号の影響で愛媛県内は昨夜からまとまった雨が降り、雷による被害も相次ぎました。
台風15号は5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸し、四国を横断した後、東へ進み、県内からは遠ざかりました。
台風の接近に伴い、県内は各地で雨脚が強まりました。
下川記者
「午後8時の宇和島市内です。大粒の雨が降っていて風も強くなってきましたあちらの木も大きく揺れています」
降り始めから5日午前9時までの雨量は、宇和島で135・5ミリ鬼北町近永で125ミリ松山でも80ミリなどとなっています。
避難所を開設した自治体もあり、避難先で一夜を過ごした住民もいました。
また、各地で雷による被害が相次ぎ、内子町では、落雷の後、農業用のビニールハウスが焼けました。
また、松山市や大洲市などで延べおよそ1万6000戸が停電。
松山市二番町では落雷の影響で変圧器が故障し、およそ1時間半にわたって停電が発生しました。
周辺の飲食店経営者
「初め雷のドーンという音が聞こえて、すごい火花が見えて。食材とかもあるので冷蔵庫が使えないので」
こちらは去年7月に大規模な土砂崩れが発生した松山市緑町。
市は監視カメラや斜面の変化を調べる機器を設置して警戒を続けていて、今回の大雨による地面の変動などは確認されなかったということです。