東京商工リサーチ松山支店によりますと、愛媛県宇和島市に本社を置き、生花の販売を手掛けていた「華月」と系列2社が、3月18日付で松山地裁宇和島支部から破産開始の決定を受けたということです。
「華月」は2007年11月設立で、市内を中心に冠婚葬祭施設やホテル、学校などに販路を形成、ピーク時には年商約7000万円をあげていたということです。
系列の「葉月」は2017年5月設立で主に菊栽培を、2020年1月設立の「千華」は生花の配送を行い、HKグループとして生産から販売までを一貫して手掛けてきましたが、コロナ禍による行事等の自粛により受注が大幅に減少。
収束後も業績回復は見られず、さらに先行投資も重圧となりグループ全体の資金繰りが圧迫、去年11月末までに事業を停止していました。負債総額は3社合計で約4億6000万円ということです。