バレンタインを前に、25日から愛媛県松山市内のデパートでチョコレートの祭典が始まります。一足先に開かれた販売会で今年注目の商品をリサーチしてきました。
25日、いよてつ高島屋で開幕するチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」。国内外から、初登場の16ブランドを含むおよそ140のブランドが集結します。
24日は、一足先にカード会員などを対象に販売会が行われ、訪れた人たちがお目当ての商品を買い求めていました。
最近は、パッケージにもこだわった「映えチョコ」が人気を集めているということです。
このうち、初登場の「喫茶ペンギン」は、喫茶店を営む店主が旅先で出会った味を紹介するというコンセプトのブランドです。ペンギンの缶の中には、3種類のプレーンチョコが入っています。
そして、人気のボンシャペリーからは、まるでアイスキャンディーのようなスイーツが!
滝香織アナウンサー
「可愛くて食べるのがもったいない!ん…?中はしっとりしたケーキ」
そう、中にはキャラメルブラウニーが…!
滝アナウンサー
「ほろ苦いキャラメルの風味とあま~いチョコレートの甘さがハーモニーです」
さらに、海外からはベルギー王室御用達のショコラティエ、ピエールマルコリーニのブランド30周年を記念したセットが人気を集めています。
会場にはずらりと甘いチョコが並んでいますが、物価高騰の影響は甘くないようです。
松山市のチョコレート専門店、ショコラトリーツムギでは…。
ショコラトリーツムギ シェフ 亀田将太さん
「材料全体的に上がって、カカオも特に値段が上がってきているので、物によっては2倍近く上がっている」
そこで、主力商品であるクッキーサンド「ショコラン」を去年11月にリニューアルしたといいます。
ショコラトリーツムギ シェフ 亀田将太さん
「サイズを小さくしたり、クッキーをプレーンとチョコレートのクッキーで挟んだりという工夫をして、逆に値段を下げて、色んな味をもっと楽しんでもらいたい」
催事の担当者によりますと、今年はカカオ豆などが高騰している影響で、去年より全体的に10%ほど値上がりしているということです。
一方で、自分へのご褒美チョコの需要が増え、1人当たりの平均単価が去年は7000円と、近年上昇傾向に。
この催しは、25日から2月14日まで開かれていて、いよてつ高島屋では会期中、会場とオンラインでの販売で3億円の売り上げを見込んでいます。