線路上に列車と衝突したとみられるクマが横たわり、JR花輪線は運休がとなっています。
JR東日本によりますと、3日午後9時41分ごろ岩手県八幡平市のJR花輪線・兄畑駅と田山駅の間で、下り普通列車がクマと衝突しました。列車はその場で車両点検を行い、異常がないため運転を再開しました。
その翌日の4日午前6時ごろ、上りの始発普通列車が兄畑~田山駅間を走行中に線路に小ぶりのクマが線路上に横たわったまま動かないでいるのを発見し、列車は停止しました。クマの生死は確認できていません。前日に下り列車と衝突した個体と推測されます。列車は兄畑駅まで戻り、乗客3人はタクシーで移動しました。
4日午前9時現在も、線路上にはクマが横たわったままとなっていて、JR花輪線は上下2本の運休と、3本の区間運休を決めました。JR東日本が関係職員や猟友会が手配して線路上のクマを撤去することにしていますが、運転再開のめどは立っていません。