11日は正月の間に供えていた鏡餅を、無病息災を願って食べる鏡開きです。これを前に岩手県矢巾町の保育園で町内産のもち米を使った料理が振る舞われました。

鏡開き昼食会を行ったのは矢巾町の北川保育園です。
全国的なもち米の産地として知られる矢巾町は、毎年、町役場に町内産のもち米「ヒメノモチ」を使った大きな鏡餅を飾り、町内9つの保育園やこども園に切り餅を贈っています。

「それではご挨拶をどうぞ。いただきます」

矢巾町は新型コロナウイルスの流行する前から、衛生上の理由により役場に飾られた鏡餅を料理するのを見合わせていて、9日は鏡餅とは別に贈られた切り餅に、きな粉をまぶしたものが振る舞われました。
そして、園児11人がもち米の生産者らとともに、今年1年の健康や安全を願いながら味わいました。

(園児たちは)
「おいしかった!」
Q、何かお願い事しながら食べましたか?
「忘れてた!」

「前に指の骨を折ったから、もうけがをしませんように(お願いした)」

園児たちは昔ながらの餅文化に親しみました。