北海道江別市で男子大学生が集団暴行を受け死亡した強盗致死事件の主犯格の男らの初公判が、13日札幌地裁で開かれ、「酌量の余地は無い」とした検察の指摘に続き、弁護側も犯行態様について「あまりに残酷」と述べました。札幌地裁前から裁判を傍聴した記者リポートです。
■札幌地裁前から熊谷七海記者(13日午後6時20分ごろ)

13日の初公判では、一般傍聴席53席に対し207枚の整理券が配られるなど、高い関心が集まりました。
午後の証拠調べでは、事件に至るまでのやり取りや、長谷さんが録音していた音声、暴行の様子を記録した動画が示されました。

法廷では、長谷さんが「本当に申し訳ありませんでした」と繰り返す一方、男らが、「クレジットカードは」「銀行カードを全部出せ」などと迫る音声が流されました。
その後の動画では、衣服を脱がされた長谷さんの髪にライターで火をつける場面や、土下座をさせる場面も示されました。

傍聴席から映像を見ることはできませんでしたが、暴行とみられる大きな音や、長谷さんのうめき声が何度も法廷に響きました。
主犯格とされる当時18歳の男は、大きな音が鳴るたびにモニターから目をそらす場面があり、動画が進むにつれて目を赤くしていました。
また、長谷さんのうめき声が聞こえると、弁護団や裁判官はまゆをひそめ、厳しい表情を浮かべる様子がうかがえました。

さらに、事件後のグループLINEでは、口裏合わせや証拠を消すよう求めるやり取りに加え、警察に相談しようとした八木原亜麻被告について、男が「調子乗んなよ、俺らパクられるべや、将来に関わることになる」と漏らす様子も記録されていました。

検察側は、こうした犯行前後の一連の行動から、男らの責任の重さを立証する方針です。







